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 細い糸と太い糸でランダムに織りこまれることによって出来た鮮やかな縦落ちや、色落ちした見事なアタリ(ヒゲ)、ヤレた風合いがGOOD。
*このジョニーベルトは、Joe's MOTORCYCLE、UNLIMITED で販売中。お気軽にお問い合わせください。

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 黄金採掘時代から変わらないディテールのFILSONシングルマッキーノJKT。
”森の住人のタキシード”なんて形容され、哀愁漂う牧歌的なバッファローチェックが夜の焚火に映えます。26オンスというヘビービューティーな脱脂していないウールの生地なため、雨に降られながら単車で走っても全然滲みず頼もしく感じた事がありました。初めはゴワゴワしてましたが10数年の付き合いで、身体にすっかり馴染んでます。

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 ”A River Runs Through It”の映画のように、ロッドを撓らせて狙いを定め、ポイントにラインを送り込む。このブーツと共に大物をヒットしたフライマンはスコッチウイスキー片手に焚火を見つめていたことでしょう。
 皺の1本1本が山の沢やブッシュへ分け入った時を刻んでます。

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 月明かりさえあれば簡単に設営できるというキャッチフレーズのモンベルムーンライトⅢ型。
 初冬の奥日光でクソ寒いおもいをしたり、大菩薩嶺の長兵衛小屋前のテン場で甲府の夜景を眼下に望み、上高地のカラフルなテントだらけの涸沢にベースを張ったり、会津の背あぶり山で吹きっ曝しにあいながら無窮の星空を仰ぎ見、はたまた仲間との山野での酒宴の後には千鳥足になりながらこの巣に潜り込んで撃沈・・・。
様々な思い入れのある築20何年のナイロン製のマイルームです。

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 セルマーのサックスのような艶かしい輝きを放つSVEA123RやOPTIMUS80のストーブ達。
プレヒートという単車を暖気させるようなじれったい作業を要する面倒なストーブですが、火を入れる度に真鍮の煌めきがさらに渋く濁った深みを増していきます。
 かつてのクライマー達はこれを携えて聳え立つヨセミテの頂を目指したのでしょう。

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 胃袋を満たしてくれるコッヘルやクッカー、飯盒なども火にかければどんどん煤だらけになりベコベコに凹んでいきます。そして彼らのクセもわかり炊事の手際もよくなり料理の腕も上達します。

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 XL1200Sやランドナー等旅の伴も傷だらけです。何度も修理したりタッチアップしたり。そんな手直し部分を眺めてニヤけながらウイスキーを舐めるのもいい時間です。色んな所へ行った証を再確認するのも楽しみのひとつです。
 そしてもちろん自分の創ったフロントバッグやサドルバッグ、ツールバッグなども雨風に曝されて自転車や単車と一体化し馴染んでいきます。
旅から帰ってきて疲れ切ったバッグ達にたっぷりとオイルを与えると一回りも二回りも精悍な佇まいになって甦ります。


 手入れやメンテナンスする等、使い込まれた道具や着古した旅装束たちは新たなオーラを宿し、もっと使っていきたい欲に駆られます。今やボタン一つで何でも叶うデジタル世代ですが、時代遅れでスマートとは程遠く不便極まりないが、使いこんで表情を変え流行やブームとは対極のクラシックな名品にココロときめき、またそんな世界観を纏った作品創りが目標です。
2015.09.29 / Top↑
まとめ