中学の頃の校則は町外に自転車で出る時はヘルメット着用、タスキ必須、学校規定のケッタマシン(自転車の事)、町外へ出る理由を書いた生徒手帳や親の印鑑が押された許可証を担任の先生に提出しないと地区の外には出れませんでした。親と一緒ならよかったとおもいます。
 隣町は楽器屋やレコード屋、書店もあれば洋服屋もあって、ちょっとした都会でした。地元は一面の田圃や柿畑だらけ。 こっそり隣町にケッタを走らせてますと、そんな時に限って親と一緒の女の子に見つかってしまいバツの悪い思いをし、次の日職員室の廊下で立つことに。(ヨケイな事を!) 
 川や大きな道路、山などの境界線に囲まれた小さな町の外への憧れはどうにも抑えられません。ダメ?少年の好奇心を摘むような教師が楽して子供には面倒なルールがイヤで否で!

 自転車旅はその頃から始まります。自分の力のみで旅を企画、プロデュースするのが楽しかった。その山の向こうは?川の対岸の町並は?この道はどこまで続くのか?そして隣町のまた更に向こうは?ワクワクしながら妄想を膨らませることが楽しくてしょうがありませんでした。井の中で満足できるワケがありません。
 
 そしていざ旅をスタートさせると、突発的な予想だにしない出来事に出くわすのですが、それがまたいいのです。
 運送会社のプレハブ事務所に泊めてもらったり、神社の境内で一人寝ていたらその土地の見回りのお巡りさんに声をかけられてビクついたり、雑貨屋のオバちゃんに弁当タダにしてもらったり、日も暮れたので焦って探した小さな公園にテントを張ってお休みしてたら、パッソルに乗った髪の色が特殊な兄ちゃん達に囲まれたり(集会場だったのね)、民宿ではマグロの兜焼き(チョー巨大)を頼んでもないのにサービスで出てきたり、ウミガメの産卵に立ち会うことが出来たり・・・。ここでは言えないNGエピソードも数多アリ。
 何でもかんでもマニュアル至上主義の今現在じゃあ考えられないような行く先々でのおもてなしや出来事。濡れ鼠だったり汗や埃まみれな自転車小僧に大人達は親切にしてくれました。普通じゃあ味わえない体験をし、いい時代だったんだなあ、とつくづく思います。
 今はちゃんとした適正なルールだし時代が違います。こんなの参考にしちゃあダメです、中学生諸君!



 隣町のレコード屋で初めて買ったのは確かDEEP PURPLEだったような。音楽の情報源はFM愛知、柴田チコがパーソナリティーのサウンドシャワーをラジカセという機械で聴きまくってたのと、FMファンだったかな?そんな雑誌をこれまた隣町の本屋で買って夢中になってました。
 折込付録のカッコいいヤシの木やらスポーツカーのイラストのカセットラベルにお気に入りの曲名を、眠い目をこすりながら書きこんでテープを編集して、それをお気に入りのコにあげたりしましたが実にならず・・・・。

*FMステーションが正解のようです。
2015.09.12 / Top↑
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まとめ